最繁忙期とは?特急券の料金変動まとめ | JRグループのきっぷ

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最繁忙期とは?

最繁忙期」の読み方は「さいはんぼうき」と読みます。これは従来からあった「繁忙期」よりも混雑する期間より高い指定席料金を徴収するものです。

最繁忙期とそれ以外の値段差はいくら?

ここから先はJR各社のルールです。私鉄の特急は当てはまりません。

新幹線や特急(一部を除く)

  • 上の図のように、指定席に対してのみ料金が変動します。
  • 最繁忙期は+400円、繁忙期は+200円、閑散期は-200円です。
  • 自由席は通年同額です。自由席がない全席指定の特急の場合は、指定席に乗ることになるので必ず変動することになります。

グリーン車を利用する場合(2023 年4月1日乗車分より)

上の図ではややこしいですが、要するにグリーン車を利用する場合も、特急料金が+400円〜-200円の幅で変動がおきます。(グリーン料金は一定です)

(従来は料金が変動しませんでしたが、2023年4月以降は指定席の変動と連動します。)

寝台を利用する場合(サンライズ出雲・瀬戸)(2023 年4月1日乗車分より)

上の図ではややこしいですが、要するに寝台を利用する場合も、特急料金が+400円〜-200円の幅で変動がおきます。(寝台料金は一定です)

(従来は料金が変動しませんでしたが、2023年4月以降は指定席の変動と連動します。)

快速の指定席(一部を除く)

快速の自由席に追加料金は不要です。指定席の閑散期のみ料金が200円安くなります。

自由席がない全席指定の快速の場合は、指定席に乗ることになるので必ず変動することになります。

SLなどの元から530円よりも割高な座席指定料金を取る列車等は、通年同額になります。

適用される列車(2023 年4月1日乗車分より)

JR北海道

列車名適用有無備考
北海道新幹線東のカレンダーで適用
在来線特急×通年同額です。
快速・普通×通年同額です。

JR東日本

列車名適用有無備考
東北・山形・秋田新幹線
「はやぶさ・はやて・やまびこ・なすの」
「つばさ・こまち」
上越・北陸新幹線
「とき・たにがわ」
「かがやき・はくたか・あさま」
東のカレンダーで適用
越後湯沢〜ガーラ湯沢(冬季のみ)×通年同額です。
東北・草津・千葉方面の在来線特急
「つがる」「いなほ」「しらゆき」
高崎線「草津・四万」
成田空港方面「成田エクスプレス」
房総方面「わかしお・しおさい・さざなみ」
など
東のカレンダーで適用
新たな着席サービスを提供している特急
(主に首都圏発着)
高崎線「あかぎ」
常磐線「ひたち・ときわ」
中央線「あずさ・かいじ・富士回遊」
中央線「はちおうじ・おうめ」
東海道線「踊り子・湘南」
×通年同額です。
東武鉄道と直通する特急
「日光」「きぬがわ」「スペーシア日光」
×通年同額です。
JR東海と直通する特急
「しなの」
「サンライズ出雲・瀬戸」
*「踊り子」を除く
西のカレンダーで適用
快速(一部を除く)
「リゾートしらかみ」
「はまゆり」
など
東のカレンダーで適用
繁忙期と最繁忙期は適用しません。
(通常期の値段)
※通常期の指定券が530円
一部の快速(以下の車両を使用)
「SL銀河」
「海里」
「HIGH RAIL 1375」
「B.B.BASE」
×通年同額です。
※割高の指定席料金

JR東海

列車名適用有無備考
東海道新幹線
「のぞみ・ひかり・こだま」
西のカレンダーで適用
在来線特急列車
「踊り子」「ふじさん」を除く
西のカレンダーで適用
JR東日本と直通する特急
「踊り子」(修善寺発着)
×通年同額です。
新たな着席サービスを提供している特急
小田急電鉄と直通する特急
「ふじさん」
×通年同額です。
快速
「みえ」など
西のカレンダーで適用
繁忙期と最繁忙期は適用しません。
(通常期の値段)

JR西日本

列車名適用有無備考
北陸新幹線
「かがやき・はくたか・つるぎ」
東のカレンダーで適用
山陽新幹線
「のぞみ・ひかり・こだま」
「みずほ・さくら」
西のカレンダーで適用
在来線特急西のカレンダーで適用
博多南線特急×通年同額です。
快速西のカレンダーで適用
繁忙期と最繁忙期は適用しません。
(通常期の値段)
新快速(Aシート)×通年同額です。

JR四国

列車名適用有無備考
在来線特急西のカレンダーで適用
快速
「マリンライナー」など
西のカレンダーで適用
繁忙期と最繁忙期は適用しません。
(通常期の値段)

JR九州

列車名適用有無備考
九州新幹線
「みずほ・さくら・つばめ」
西のカレンダーで適用
西九州新幹線
「かもめ」
西のカレンダーで適用
閑散期は適用しません。
(通常期の値段)
在来線特急西のカレンダーで適用
閑散期は適用しません。
(通常期の値段)
快速×通年同額です。

適用される期間

東のカレンダーと西のカレンダーで、適用日が異なります。

(カレンダーの言い方は便宜上付けております)

東のカレンダー

西のカレンダー

おまけ

JRのきっぷのルールの基礎が分かります。

きっぷのルール ハンドブック 増補改訂版