【2023年以降】廃止の可能性がある鉄道路線

廃止廃線予定

廃止が危ぶまれる路線をまとめました。

広告

廃止が決まっている路線はこちら

まず、事実上廃止が決まった路線の、今後の予定を時系列順にまとめました。

これらは報道ベースであり、廃止の繰上げなど、変更になる可能性も十分考えられます。

廃止が決まった路線の今後
  • 2023/3/31
    留萌本線/石狩沼田〜留萌(35.7km)最終運行

    廃止されました

  • 2023年夏
    「日田彦山線BRTひこぼしライン」開業

    日田彦山線/添田〜夜明(29.2km)廃止

  • 2023年末
    スカイレールサービス 広島短距離交通瀬野線(1.3km)最終運行
  • 2024年3月末
    根室本線/富良野〜東鹿越(40.2km)最終運行

    根室本線/富良野〜新得(81.7km)廃止

  • 2025年春
    広島電鉄/広島駅〜的場町 最終運行

    ※ルート切り替えに伴う廃止

  • 2026年3月末
    留萌本線/深川〜石狩沼田(14.4km)最終運行

  • 北海道新幹線札幌延伸前
    函館本線/長万部〜小樽(140.2km)最終運行

詳しくは次のページにまとめています。

廃止が危ぶまれる路線

廃止が検討されている路線をまとめています。

主に報道ベースであるため、これ以外にも廃止が検討されている路線があります。また、自治体からの支援が断続的にでも続いている路線は省略していることがあります。

北から順番に掲載順しています。

JR函館本線(新函館北斗〜長万部)

廃止の危機レベル(独自評価)

:旅客利用は廃止される可能性が十分考えられるが、2030年ごろまでは維持される見込み。

地図を開く

運営JR北海道(北海道旅客鉄道株式会社)
路線函館本線
区間新函館北斗〜長万部 非電化
藤城支線(七飯〜大沼)非電化
砂原支線(大沼〜森)非電化
輸送密度1,636人/日 (2021年)
状況検討中(運行中)
今後の予定
  • 現在
    協議難航
  • 北海道新幹線札幌延伸時
    廃止または転換

・新幹線の並行在来線として、JRから経営分離されます。

・新幹線に利用が移るであろう特急列車を除いた旅客利用が非常に少ないため、現行のスキームで地元が引き取ることが困難とされています。

・しかし、貨物列車の列車の通過が多いため、簡単に廃止ができません。JR貨物も引き受けるにも、路線が長いため経営状況的に維持が難しく、「廃止にはできないが誰も費用を負担したくない」という状況が続いています。

JR津軽線(蟹田〜三厩)

廃止の危機レベル(独自評価)

:既に災害で不通。デマンド交通の利便性向上に力を入れており、これで代替か。

地図を開く

運営JR東日本(東日本旅客鉄道株式会社)
路線津軽線
区間蟹田〜三厩(28.8km)大半が非電化
輸送密度(中小国〜三厩)98人/日 (2021年)
状況2022年8月の大雨による被災により運休中。
廃止も含めて、県や沿線自治体と協議中。
備考蟹田〜中小国の1駅は交流20kV、
その先の新中小国信号場から海峡線方面は交流25kVで電化されている。
ただ、通過する定期旅客電車はない。
今後の予定
  • 現在
    協議中

・2022年の大雨による災害で長期運休中です。

・災害からの復旧費用は6億であり、只見線が補助金を使いつつも90億かけて復旧したことを考えると復旧は必ずしも不可能ではありません。

・ただ、JR東日本では数少ない盲腸線(行き止まりの路線)である上、この区間の利用客は元々とても少ないです。そのため、2023年に自治体と協議に入りました。

・観光列車「リゾートあすなろ竜飛」も定着せず、竜飛岬に向かうにはバスでの乗り換えが必須で利便性に落ちます。

・青森方面から竜飛岬に向かう場合は、新幹線の「奥津軽いまべつ駅」からもアクセスができ、代替可能です。

2023年以降、どのように協議されるのか注目されます。JRはデマンドタクシー等での代替で十分と判断されるかもしれませんが、上下分離を含めた提案をする可能性もあります。

なお、蟹田〜新中小国信号場の6.7kmは、青函トンネルに向かう貨物列車が通過するため、青函トンネルの貨物列車が廃止されない限りは残る見込みです。

弘南鉄道大鰐線(中央弘前〜大鰐)

廃止の危機レベル(独自評価)

やや高:利用者減少が激しく、危機が続いている。早ければ2025年末までか。

地図を開く

運営弘南鉄道
路線大鰐線
区間中央弘前〜大鰐(13.9 km)※全線 電化
状況2023年度の利用状況を鑑み、
収支改善が見込めない場合に2025年度末での廃止
(運行中)
今後の予定
  • 2024年度
    協議
  • 2025年度末
    廃止の可能性

・利用が長らく低迷しています。

・弘南鉄道は2013年に一度廃止を言及しましたが、のちに撤回された過去があります。

・自治体による補助でなんとか運営していますが、もう一つの弘南鉄道の路線である弘南線も、大鰐線ほどではないですが、利用が減少しているから、こちらに経営資源を集中させるという判断を取る可能性もあります。

米坂線(今泉〜坂町)

廃止の危機レベル(独自評価)

:災害で長期不通。復旧には多額の費用がかかり、自治体の協議入りする見込み。

今後の予定
  • 今後
    協議の見込み

2022年8月豪雨の影響で、長期不通となっています。もともと利用客が少ない路線ですが、復旧には5年の工期と、86億円かかると見込まれ、JR単独の復旧に難色を示しています。

今後、上下分離やバス転換などが協議される見込みです。

JR久留里線(久留里〜上総亀山)

廃止の危機レベル(独自評価)

:利用者が極端に少ない。末端部は自治体との協議入りか。

地図を開く

運営JR東日本(東日本旅客鉄道株式会社)
路線JR久留里線
区間久留里〜上総亀山(9.6km)非電化
輸送密度55人/日 (2021年)
状況バス路線への転換を視野
自治体に協議を打診する方針
(運行中)
今後の予定
  • 今後
    協議の見込み
  • JRでも屈指の赤字路線です。営業係数(100円の収入を得るために必要な経費)が19,110(2021年)という大赤字を出しています。
  • 報道では、JR東日本が今後自治体に協議を打診する方針です。
  • 首都圏から近い房総半島のJR各線ですが、アクアライン利用の自家用車が便利なこともあり、長らく苦戦しています。
  • 久留里線はJR東日本で数少ない盲腸線で、特に末端区間は本数も少なく、利用者もわずかです。バスで代替しても問題ないと判断されそうです。

JR久留里線 一部区間バス路線転換視野にJR東日本が協議打診へ

NHK NEWS WEB https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230308/k10014001841000.html

JR大糸線(南小谷〜糸魚川)

廃止の危機レベル(独自評価)

:利用者が少ない。今後、議論される可能性が高い。

地図を開く

運営JR西日本(西日本旅客鉄道株式会社)
路線大糸線(大糸北線)
区間南小谷〜糸魚川(35.3km)非電化
輸送密度55人/日 (2021年)
状況協議開始(運行中)
今後の予定
  • 現在
    協議開始

・バブル期はスキー場への利用が多く、かつては夜行列車「シュプール号」が走っていました。

・しかし、新幹線や夜行バスでの移動が主流になり、スキー人気も下火になる中で、ここ30年での大糸線の利用客の「減り方」は劇的なものになっています。

・北陸新幹線の開業により北陸本線が経営分離したため、JR西日本の在来線としては最も孤立した路線となっています。

・なお、大糸線の南小谷以南はJR東日本が運営しています。特急「あずさ」が毎日直通運転していますが、JR西日本の区間が廃止された場合は盲腸線となるため、全区間が維持されない可能性も考えられます。

JR芸備線(備中神代〜三次)

廃止の危機レベル(独自評価)

:廃止対象の筆頭。一方、自治体は反発。

地図を開く

運営JR西日本(西日本旅客鉄道株式会社)
路線芸備線
区間備中神代~東城(18.8km) 非電化
東城~備後落合(25.8km) 非電化
備後落合~備後庄原(23.9km) 非電化
備後庄原~三次(21.8km) 非電化
輸送密度(備中神代~東城)80人/日 (2021年)
(東城~備後落合)13人/日 (2021年)
(備後落合~備後庄原)66人/日 (2021年)
(備後庄原~三次)312人/日 (2021年)
状況協議難航(運行中)
今後の予定
  • 現在
    協議難航

・路線全体で見ると広島近郊の利用客がとても多い影響で、そこまで閑散路線には見えませんが、区間を区切るとJRで最も利用客が少ない路線となります。

・本数は少ない上、安全対策として最高速度25km/hに制限している区間も多く、とても遅いため、この路線を目的にした観光目的ではない限り、利用はほとんどない区間もあります。

・地元は反発していますが、不採算路線を多く抱えるJR西日本としては手放したいように見受けられます。

・報道では、特に備中神代〜備後庄原を優先的に廃止を検討しているようです。三次より西、広島方面は利用者が比較的多く、毎時1本程度走っているため、廃止の可能性は低いと言えるでしょう。

JR木次線(出雲横田~備後落合)

廃止の危機レベル(独自評価)

:観光列車が廃止予定。利用者減は確実か。

地図を開く

運営JR西日本(西日本旅客鉄道株式会社)
路線木次線
区間出雲横田~備後落合(29.6km) 非電化
輸送密度(出雲横田~備後落合)35人/日 (2021年)
状況協議には入っていない(運行中)
備考終点の備後落合は芸備線のみと接続する山奥の駅である。
芸備線の存廃と同時に、木次線の存廃も議論される可能性が十分ある。
観光列車「奥出雲おろち号」の車両老朽化により、2023年度で運行が終了予定。
その後、出雲横田以南を運行予定の観光列車はない。
今後の予定
  • 今後
    協議の見込み

・出雲横田〜備後落合は屈指の急勾配区間となり、3段式スイッチバックやループ線など非常に面白い区間があります。ただ、日常利用は皆無に近く、採算は極めて厳しい状況です。

トロッコ列車「奥出雲おろち号」が人気で、トロッコの撮影のために訪れる人も多いですが、残念ながら車両老朽化で引退が決定。

・後継の観光列車「あめつち」は車両性能上、急勾配区間が運転できず出雲横田〜備後落合は運転できません。

・冬季は特に利用客が少ないことから、積雪がある場合は除雪をせず、春先まで長期運休としてタクシーによる代行輸送にすることも多いです。

JR肥薩線(八代〜吉松)

廃止の危機レベル(独自評価)

:災害で長期不通。

地図を開く

運営JR九州(九州旅客鉄道株式会社)
路線肥薩線
区間八代〜吉松(79.0km)非電化
状況協議中(長期運休中)
今後の予定
  • 現在
    協議中
  • 今後
    復旧または廃止

・災害からの復旧をするか検討中です。

・もともと日常利用が極端に少なく、観光客に頼る路線でしたが、SL人吉が車両老朽化により引退が決まっている今、復旧させる場合はこの路線をどのように活用するか問われています。

そのほか

JR四国の予土線(全線)・予讃線(海回り 向井原〜伊予大洲)・牟岐線(阿南〜牟岐〜阿波海南)についても、自治体と存廃を含め協議されると報道されています。上下分離を含め、自治体の支援による存続も考えられるため、現段階で廃止まっしぐらまでとは言えません。

乗りに行くには?

思い出に残すために、カメラを持っていくのはもちろんですが、他にも注意点があります。

  • 廃止直前の時期は混雑します。少し早めに行きましょう
  • 大雪などで旅行当日にダイヤが乱れる場合があります。あらかじめ余裕を持った日程を持ちましょう。沿線に宿泊するのもおすすめです。
  • 乗車券に記念下車印を押してもらう場合は、フリーきっぷではなく通常のきっぷを使いましょう。
  • スタンプ帳の買い忘れはありませんか?廃止駅のスタンプを押すためにも、あらかじめ買っておきましょう。
amazonリンク

旅行中のスタンプを集めるのに「わたしの旅 スタンプノート」が便利です。ちなみにインクを乾かすために挟む紙をもう1枚持っていくと良いかも…。

amazonリンク

ダイヤ改正号「JTB時刻表2023年3月号」で旅行の前に時刻表をチェック!

一緒に読みたい記事

【2023年以降】廃止予定の鉄道路線
廃止が決まっている路線をまとめました。2023年以降の時系列まず、事実上廃止が決まった路線の、今後の予定を時系列順にまとめました。これらは報道ベースであり、廃止の繰上げなど、変更になる可能性も十分考えられます。...
JR北海道の廃線は続くのか。2023年以降の予定
JR北海道の廃線は続くのか近年の相次いだ不採算路線廃止の流れは、①2026年全線廃止の留萌線と②2024年廃止の根室本線の一部でひと段落となります。北海道新幹線札幌延伸に伴う並行在来線として、③函館本線が経営分離され一部が...
「西日本どこまで4DAYS」発売!! モデルコースを紹介【2023年版】
JR東日本に対抗?鉄道150周年記念で発売。JR西日本は、JR西日本全線の普通列車(新快速・快速を含む)が4日間乗り放題のきっぷ「西日本どこまで4DAYS」を発売します。鉄道開業150 年を記念したこのきっぷ、決算に向けて...
JR芸備線・木次線 時刻表(2023年改正)
2023年3月18日改正の情報です。注意して掲載しておりますが、誤記載等によって備後落合に取り残される等があっても、何ら責任を負いません。現在、災害により一部区間で運転を見合わせております。災害や工事などで運転日...
画像は、「国土数値情報(鉄道データ)」(国土交通省)(https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-N02-v2_3.html)を加工して作成

コメント