京成線の「株主優待乗車証」で北総線は使える?

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京成の「株主優待乗車証」とは

京成の「株主優待乗車証」は、一定の株を所持していると入手できます。

金券ショップで転売されていることもあるため、株主ではなくても手に入れることが可能です。

こちらは、乗車券(Suicaなど)の代わりになるもので、別にライナー券を購入することで、スカイライナー等にも乗車できます。

どの路線で使える?

基本的には京成線各線で利用できます。

ただし、京成高砂〜印旛日本医大は、北総線と京成線の共用区間です。

そのため、この区間は特殊な取り扱いをします。

「京成高砂〜印旛日本医大」(共用区間)を利用しない場合

⭕️全線で利用可能です。

「京成高砂〜印旛日本医大」(共用区間)を通り過ぎる場合

⭕️新柴又〜印旛日本医大の途中駅(京成高砂除く)で乗車・下車をしない場合、利用可能です。

スカイライナー・アクセス特急で

京成上野・日暮里・押上・都営浅草線方面←→空港第2ビル・成田空港

を利用する場合はこちらに該当します。

「新柴又〜印西牧の原」の各駅で乗車または下車する場合

❌乗車した列車の種別にかかわらず、株主優待証は利用できません。

「印旛日本医大」で乗車・下車する場合

❌北総線との共用区間(京成高砂〜印旛日本医大)を利用した場合、乗車・下車できません。

⭕️成田湯川・空港第2ビル方面との利用に限り、乗車・下車ができます。

注意:京成松戸線を利用する場合

2025年4月に、旧新京成線は「京成松戸線」になりました。

そのため2025年4月以降、京成の「株主優待乗車証」を利用できます。(2025年5月を有効期限とする定期券タイプは、駅員に提示で利用可能。)

ただ、上記の北総線との共用区間のルールについて、変更のアナウンスはありません。

京成松戸線を利用する場合は、新鎌ヶ谷での乗り換え(京成高砂方面・成田空港方面)は出来ません。

京成松戸線の新鎌ヶ谷駅で下車した場合、その時点で「株主優待乗車証」は回収されます。

一方、京成津田沼での乗り換え(京成船橋・京成成田・京成千葉方面)は可能です。

もし、京成松戸線の松戸方面から成田空港まで「株主優待乗車証」を利用したい場合は、京成津田沼経由であれば利用ができます。

ただし、所要時間は長くなります。

特殊な利用方法

主に鉄道ファンが利用するであろう特殊な乗り方について

「空港第2ビル」で折り返す場合

「成田湯川方面」〜「空港第2ビル」乗り換え〜「京成成田方面」も可能です。

ただし、この場合でも、上記ルールは適用されるため、北総線共用区間での乗降には注意が必要です。

「京成成田」で折り返す場合

同様に、「空港第2ビル方面」〜「京成成田」乗り換え〜「東成田方面」も可能です。

「空港第2ビル」で折り返すのと組み合わせることも可能です。

なお、芝山鉄道では利用ができないため、芝山千代田を発着する場合は、芝山鉄道線内の運賃を精算することになります。(芝山千代田で精算可能。)

余談:新鎌ヶ谷を2回通る行程について

京成松戸線が新たに利用できることにより、

「松戸〜北初富」〜「京成津田沼」〜「空港第2ビル」〜「京成高砂方面」

「松戸〜北初富」〜「京成津田沼」〜「京成高砂」〜「成田湯川方面」

の経路が誕生しました。従来であれば、会社が違うため問題になりませんでしたが、現在京成線の新鎌ヶ谷を2回通るという見方もできます。このような乗車方法は可能なのか、今後調査して参ります。