指定されるか、自由を求めるか?
・新幹線や特急列車などには指定席と自由席の2種類があります。何が違うのでしょうか。
指定席(新幹線・在来線特急)
買い方
・事前に日付・時刻・区間を決めて確保できる座席です。
・インターネットの予約サイトや、みどりの窓口、高機能な券売機で購入できます。
料金
・指定席の特急券は、自由席よりも330円〜930円高くなります。差額は、繁忙期や閑散期など時期で変動します。
乗り方
・自分の座席が確保されています。必ずその座席に座ってください。自由席には移動できません。
・自分の座席に誰かが座っている場合、もう一度きっぷを確認しましょう。それでも正しい座席の場合は、座っている方が座席を間違えているか、空席を座れるきっぷを持っている可能性があります。指定席の特急券を持っている方が優先ですので、座っている人にどいてもらうか、車掌に相談しましょう。
・指定席の特急券を持ちながら乗り遅れた場合、後続の同じ特急列車の自由席に乗れることがあります。差額の返金はありません。
座席
・基本的には自由席と座席に大きな違いはありません。
・以下に記載した新幹線の列車は自由席より座席が広いです。(列車によって異なることもあります)
新幹線 | 指定席 (異なることもあります) | 自由席 (異なることもあります) |
---|---|---|
山陽新幹線 700系・500系 8両編成 「ひかりレールスター」「こだま」 | 4列シート | 5列シート |
山陽・九州新幹線 N700系 8両編成 「みずほ」「さくら」「つばめ」 | 4列シート | 5列シート |
西九州新幹線 「かもめ」 | 4列シート | 5列シート |
指定券に座れる「座席未指定券」とは?
自由席(新幹線・在来線特急)
買い方
・券売機で購入できます。高機能な券売機が設置していない駅では、自由席特急券のみ購入できることがあります。
・券売機がなかったり、駅で購入する時間がない場合は、とりあえず乗車して車掌から購入することもできます。
・インターネットの予約サイトでも買えますが、販売枚数に制限がないので、当日に券売機で購入してもあまり変わりません。(ポイントの有無程度です)
料金
・指定席より相対的に、330円〜930円安くなります。
・「のぞみ」「みずほ」号の指定席は、他の新幹線よりも割増な料金ですが、自由席を利用する場合は、他の新幹線と同額です。結果として、指定席との差額が大きくなります。
・主にインターネット予約で買えるお得な商品では、指定席の方が割引が大きいこともあります。
乗り方
・自由席の特急券は、日付と区間だけが決まっていて、列車や座席は決まっていません。
・早いもの順で座る座席です。
・販売枚数に制限がないので、満席のこともあります。始発駅では並ぶこともできますが、途中駅からはどうしようもないこともあります。
・座席に座れなかったら、トイレなどがある車端部に立って乗車することになります。
快速列車の指定席とは?
・一部の快速列車には指定席を連結しています。
・観光列車を中心に、全車指定席のこともあります。
・自由席を連結している場合、自由席には運賃(=乗車券)のみ(追加料金なし)で乗車できます。
買い方
・事前に日付・時刻・区間を確保できる座席です。
・インターネットの予約サイトや、みどりの窓口、高機能な券売機で購入できます。
・なお、区間によって料金は変わりません。どこまで行っても定額です。
料金
・指定席の料金は、一部を除いて330円〜530円です。時期で変動することもあります。
乗り方
・自分の座席が確実に確保されています。
・自分の座席に誰かが座っている場合、もう一度きっぷを確認しましょう。それでも正しい座席の場合は、座っている方が座席を間違えているか、空席を座れるきっぷを持っている可能性があります。指定席券を持っている方が優先ですので、座っている人にどいてもらうか、車掌に相談しましょう。
座席
・自由席と同じような座席のこともあれば、大きく違うこともあります。列車によって異なります。
・例えば快速〔エアポート〕では、指定席は必ずクロスシート(進行方向の座席)ですが、自由席はロングシート(山手線のような通勤車両)のこともあります。
・主に首都圏で走る全車指定席の特急は、「座席未指定券」を発売することがあります。
・日付と区間だけを決めておくきっぷで、指定席の空いている座席を利用することができます。
・指定席と同額です。乗る列車が決まったら差額なしで指定席の特急券に変えることができます。